森戸大明神は葉山の総鎮守として800年以上の歴史を持っています。現存する源頼朝創建の数少ない神社の一つです。静かな葉山森戸の海沿い、少し海に突き出た部分にあり、抜群の眺望と雰囲気です。
目次
- 森戸大明神の全体図(鳥瞰図)
- 森戸大明神の歴史
- 森戸大明神の地形
- 森戸大明神の見どころ
- 森戸大明神の御朱印
- 森戸大明神の周辺情報
- 森戸大明神へのアクセス
森戸大明神の全体図(鳥瞰図)
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森戸大明神の歴史
森戸大明神は葉山の総鎮守として800年以上の歴史を持っています。現存する源頼朝創建の数少ない神社の一つです。
今から約850年前の永暦元年(1160年)、平治の乱に敗れ伊豆に流された源頼朝は、三嶋明神(現在の静岡県・三嶋大社)を深く信仰し源氏の再興を祈願しました。
治承4年(1180年)、旗挙げに成功し天下を治めた頼朝は、鎌倉に拠るとすぐさま信仰する三嶋明神の御分霊を歓請し、謝恩の誠を捧げたと伝えられています。
北条、足利諸氏の崇敬も篤く、天正19年(1591年)には徳川家康公より社領七石が寄進されました。延宝2年(1674年)に徳川光圀公、明治25年(1892年)には英照皇太后陛下のご参拝を仰ぎました。
ちなみに、葉山町(森戸海岸)は、葉山-嶺岡帯という三浦・房総半島で最も古い地層が露頭する場所のにあり、神社周辺の海岸の岩礁は、そんな葉山層群の最下位層にある森戸層(硬質泥岩)です。