
赤坂見附や永田町といった、高層ビルが立ち並ぶ大都会のど真ん中。 「こんな都会にお花見ができる静かな場所なんてあるの?」と思うかもしれませんが、実は知る人ぞ知る桜の穴場スポットが存在します。それが千代田区紀尾井町にある「清水谷公園(しみずだにこうえん)」です。
一歩園内に足を踏み入れると、そこは別世界。豊かな緑と湧き水、そして春には美しい桜が咲き誇り、都会の喧騒を完全に忘れさせてくれる静寂な空間が広がっています。江戸時代から続く深い歴史を持ち、大久保利通ゆかりの地としても知られるこの公園は、ただ桜を見るだけでなく、歴史ロマンも一緒に味わえる特別な場所です。
お仕事の合間のリフレッシュや、都会の散策のついでにふらっと立ち寄れる、清水谷公園の春の魅力をご紹介します。
赤坂見附からすぐ!都会のオアシス「清水谷公園」の桜
紀州・尾張・井伊家の屋敷跡!江戸の風情を残す大名庭園の面影
清水谷公園がある「紀尾井町(きおいちょう)」という地名は、江戸時代にこの辺りに屋敷を構えていた紀州徳川家、尾張徳川家、井伊家の頭文字を取って名付けられました。当時、紀州徳川家と井伊家の境界から清らかな水が湧き出していたため、この一帯は「清水谷」と呼ばれるようになったと言われています。地形の谷間(低地)を活かして作られた園内は、今でも大名屋敷の優雅な面影を感じさせます。
喧騒を離れて静かにお花見ができる千代田区の「穴場」
千代田区の桜といえば千鳥ヶ淵などが有名ですが、清水谷公園は圧倒的に人が少なく、自分のペースでゆったりと桜を鑑賞できる貴重な穴場です。明治23年に東京市に寄贈されて開園して以来、多くの人々の憩いの場として親しまれています。
清水谷公園の全体図(鳥瞰図)
3D衛星画像(クリックで拡大)
清水谷公園の江戸時代地図
当時の有力大名、紀州徳川家、尾張徳川家、井伊家が集まる。清水谷公園の地形
谷があることが読み取れます。紀州徳川家と井伊家の境からは清水が湧き出していたのもわかります。清水谷公園の桜・お花見散策の3つの見どころ
1. 風情あふれる「心字池」周辺を彩る満開の桜
園内の一番の見どころは、緑豊かな木々に囲まれた「心字池」です。春になると池の周辺に桜が点在して咲き誇り、水面に映るピンク色の花びらがとても幻想的な風景を作り出します。池のほとりをのんびりと歩きながら、和の風情たっぷりの桜景色を堪能してください。
2. 歴史の転換点!大久保利通哀悼碑と桜の厳かな風景
この場所は明治11年(1878年)、明治維新の立役者である大久保利通が暗殺された「紀尾井坂の変」の舞台でもあります。園内には高さ6メートル以上もある巨大な「大久保利通哀悼碑」がひっそりと佇んでおり、その傍らに咲く桜は、どこか厳かでドラマチックな雰囲気を漂わせています。玉川上水の石枡などもあり、歴史好きにはたまらないお花見スポットです。
3. 近代ビル(ホテルニューオータニ等)と桜の美しいコントラスト
谷底のような地形にある公園から上を見上げると、隣接するホテルニューオータニなどの近代的な高層ビル群が迫ってきます。近代的な建築物と、柔らかく咲き誇る自然の桜が1枚の写真に収まる風景は、まさに現代の東京ならではのアーバンな絶景です。

清水谷公園

さくらが迎えてくれます。



玉川上水の石枡

大久保利通哀悼碑

どうしたらこのような形に??

心字池の周辺に桜が点在

美しい桜風景をどうぞ







赤坂方面の近代ビルと桜











ホテルニューオータニの屋上に桜。なんか気になる。

ニューオータニの建物と桜が絵になる

行く前にチェック!見頃時期・混雑状況・お花見の楽しみ方
桜の見頃はいつ?
清水谷公園の桜の見頃は、例年3月下旬から4月上旬にかけてです。日当たりや風抜けの条件により、周辺の桜より少し長く花を楽しめることもあります。
ベンチでひと休み。宴会ではなく「静かな散策・休憩」に最適
園内はレジャーシートを広げて大勢で宴会をするような雰囲気ではありません。その代わり、園内にはベンチが設置されており、テイクアウトしたコーヒーを飲みながら静かに桜を見上げたり、仕事の休憩時間にふらっと立ち寄ってリフレッシュしたりする「大人のお花見・お散歩」に最適な環境が整っています。
合わせて巡りたい!周辺の桜スポット(ホテルニューオータニ)
清水谷公園の桜を堪能した後は、すぐお隣にある「ホテルニューオータニ」の日本庭園へ足を伸ばすのが鉄板の散策コースです。約4万㎡の広大な敷地を持つこちらの庭園でも見事な桜が咲き誇りますので、ぜひあわせて見物してくださいね!
清水谷公園の周辺情報
この公園を散策したらぜひホテルニューオータニの日本庭園の桜も見物してくださいね!
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ホテルニューオータニ 日本庭園
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清水谷公園へのアクセス
<所在地>
東京都千代田区紀尾井町2丁目
<交 通>
東京メトロ銀座線・丸ノ内線「赤坂見附駅」より徒歩3分
東京メトロ有楽町線・半蔵門線・南北線「永田町駅」より徒歩5分
東京メトロ有楽町線「麹町駅」より徒歩8分
<入園料> 無料
<駐車場> なし(近隣のコインパーキングへ)

