
東京のド真ん中とは思えないほどの静寂と、視界いっぱいに広がる豊かな緑。 文京区目白台にある「肥後細川庭園」は、都会の喧騒を忘れさせてくれる知る人ぞ知る東京の絶景・穴場スポットです。
幕末には熊本藩主・細川家の下屋敷として使われたこの場所は、現在も美しい池泉回遊式庭園として大切に整備されており、なんと無料で入園することができます。
本記事では、「現地のリアルな空気感」や「空間の圧倒的な広がり」を、写真とともにご紹介します。 これからお出かけを計画している方や、写真撮影のロケハンをしたい方は、ぜひ画面をスクロールして、まるで現地をのんびり散歩しているかのような臨場感を味わってみてください。
肥後細川庭園の江戸時代地図

細川侯の下屋敷。
肥後細川庭園の地形
関口台地の起伏が織りなす、立体的なパノラマ空間
この庭園の最大の特徴は、関口台地のダイナミックな地形の変化を巧みに利用している点です。
台地を「山」に見立てた立体的な眺望は、歩くたびに視界が変わり、訪れる者を飽きさせません。
平安貴族の寝殿造りにも見られる「やり水」の形式で台地の湧き水を池に引き込んでおり、水と緑が織りなす空間の広がりは、
写真で見るとその壮大さがより一層際立ちます。

関口台地のへりをうまく利用しているんですね。
肥後細川庭園の見どころ

中門。

西門広場。

大池
歴史と気品を感じる建築「松聲閣(しょうせいかく)」からの絶景
趣のある中門や西門広場を抜けると見えてくるのが、かつて細川家の学問所として使われていた「松聲閣(しょうせいかく)」です。 ぜひ注目していただきたいのが、松聲閣の2階からの眺め。窓枠を額縁に見立てて大池を見下ろすと、そこには計算し尽くされた日本庭園のパノラマが広がっています。絶好の写真撮影スポットですので、ぜひアングルを探りながらお気に入りの一枚を狙ってみてください。

松聲閣

松聲閣前の庭。

松聲閣前の松。
四季を彩る桜や梅と、風情ある「ししおどし」の音色
園内は、春には大池に沿うように咲き誇る見事な桜、早春には可憐な梅など、四季折々の表情を見せてくれます。 また、散策していると静かな庭園内に「カーン…」と響き渡るししおどしの音が聞こえてきます。大きな石をくり抜いて作られたししおどしは風情たっぷり。視覚だけでなく、聴覚からも日本の美を感じられる、非常に贅沢な空間です。

ししおどし。

風情がありますね。大きい石をくり抜いたんですかね。

松聲閣2階。

松聲閣2階から大池。

梅。
水鏡に映る松の雪吊りと大池のパノラマビュー 庭
園の中心に広がる「大池」は、周囲の木々を水面に映し出す巨大な水鏡の役割を果たしています。特に冬の時期に施される「松の雪吊り」は必見。 幾何学的な縄のラインと、それが湖畔に反射して映り込むシンメトリーの美しさは息を呑むほどの絶景です。広角で全体を捉えることで、現地の凛とした冷たい空気感まで写真から伝わってきます。

大池。

松の雪吊り。

湖畔に反射してきれい。


湖畔に沿うように桜が咲いています。。


おめでとうシリーズ。

所々に桜。

庭園から階段を登っていき、この丸いオブジェをくぐると、、、

日本・東洋の古美術を中心とした美術館である永青文庫があります。
合わせて巡りたい!周辺の写真映え名所(永青文庫・和敬塾)
庭園から階段を登り、丸いオブジェをくぐり抜けると、旧熊本藩主細川家伝来の美術品などを収蔵する「永青文庫」へと繋がります(入館料800円)。 また、その近くには閑静な森に囲まれた学生寮「和敬塾」のクラシックな建物も。春には和敬塾の敷地内にも見事な桜が咲き乱れ、庭園とはまた違ったノスタルジックな雰囲気を写真に収めることができます。肥後細川庭園を訪れた際は、ぜひ周辺の散策も楽しんでみてください。

旧熊本藩主細川家伝来の美術品、歴史資料や、16代当主細川護立の蒐集品などを収蔵し、展示、研究を行っています。

料金は800円。

正門。庭園からくるとここはくぐらないですね。

永青文庫の近くを散歩すると気になる建物がありました。和敬塾です。

和敬塾は男子の大学生・大学院生のための学生寮だそうです。閑静な場所に建ち勉学にいい場所ですね。

学生寮に咲く見事な桜。
肥後細川庭園へのアクセス
<所在地>
東京都文京区目白台1-1-22
<交 通>
東京メトロ有楽町線:江戸川橋駅下車(1a出口から徒歩15分)
東京メトロ東西線:早稲田駅下車(3a出口から徒歩15分)
都電荒川線:早稲田駅下車(徒歩5分)
<休園日>
12月28日から1月4日
<開園時間>
2月から10月まで : 午前9時から午後5時まで
1月から1月まで : 午前9時から午後4時30分まで
<入園料> 無料
<駐車場> なし