東京と近郊の自然・花・公園・庭園・寺社仏閣・お屋敷・絶景・穴場スポットなどをご紹介します。歴史や地形などの視点も絡めています。

大福寺(崖観音)

【大福寺(崖観音)】

大福寺は崖観音として知られています。境内の船形山の中腹に浮かぶ朱塗りの観音堂は「崖の観音」と呼ばれ、地元民や近隣の人たちから信心され参拝されています。この観音堂の本尊は、十一面観世音菩薩で船形山の崖の中腹にある祠に刻まれています。風光明媚な館山湾(鏡ヶ浦)を一望のもとに見渡せる観音堂があることから、多くの人々が訪れます。

目次

  • 大福寺(崖観音)の全体図(鳥瞰図)
  • 大福寺(崖観音)の地形
  • 大福寺(崖観音)の歴史
  • 大福寺(崖観音)の見どころ
  • 大福寺(崖観音)の御朱印
  • 大福寺(崖観音)へのアクセス

大福寺(崖観音)の全体図(鳥瞰図)

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大福寺(崖観音)の歴史

この本尊は、養老元年(717年)に行基が東国行脚の折に神人の霊を受け、地元漁民の海上安全と豊漁を祈願して、山の岩肌の自然石に十一面観世音菩薩を彫刻したと言われています。その後、慈覚大師によって堂宇が建設されたと言われています。

江戸時代になり承応2年(1653年)2月に観音堂が火災にあい、朱印・什宝・伝記等すべて失いました。正徳5年(1715年)には観音堂が再建され、朱印も復旧されましたが、明治43年の大豪雨により土砂崩れにあい本堂・庭園とも倒壊してしまいました。

さらに大正12年の大震災で観音堂、本堂が倒壊し御堂は大正14年に、本堂は昭和元年に建てられました。

大福寺(崖観音)の地形

海に並行した山並みに観音堂を築いたんですね。海上安全を祈願する意図がわかります。

大福寺(崖観音)の見どころ

写真1

露頭感が半端無いです。

これはSNS映えしそうですね。

きつい階段を登っていくと観音堂が見えてきます。

露頭。よくみると、、、

仏様がいました。

岩壁にへばりつくように建っている観音堂。

 

寺額

崖にそった観音堂だけに、、、

見晴は見事。

 

中に入ると、、、。

天井画

館山方面に後光がさいています。

観音堂のすぐ横に諏訪神社があります。なんと放火により本殿と拝殿が全焼したそうです。

狛犬が残っていました。

井戸でしょうか。放火とはひどい話です。

最後にまた崖観音。うん、露頭と朱塗りの赤が似合っています。

大福寺(崖観音)の御朱印

大福寺(崖観音)へのアクセス

<所在地>

千葉県館山市船形835

<交 通>

JR那古船形駅・徒歩15分

<駐車場> あり