
「今年の春は、どんちゃん騒ぎのお花見ではなく、静かで風情のある場所で美しい桜の写真を撮りたい」 そんな風に考えている方へ、ぜひおすすめしたい東京の桜名所があります。
東京ドームのすぐそば、都心のど真ん中にあることを忘れてしまうほど静寂に包まれた日本庭園「小石川後楽園」です。
江戸時代から続くこの由緒ある庭園では、春になると見事な「しだれ桜」が咲き誇り、池や橋、緑の松との美しいコントラストを描き出します。
この記事では、小石川後楽園の桜の絶景ポイントはもちろん、見逃しがちな「しだれ桜の見頃時期」や、混雑を避けるコツなど、お出かけ前に知っておきたい情報をたっぷりとご紹介します。心落ち着く大人のお花見さんぽに出かけてみませんか?
今回は春の桜と一緒に、秋の紅葉風景もご案内します。
小石川後楽園の概要と歴史
東京ドームそばの絶景名所!「小石川後楽園」の桜の魅力
水戸徳川家ゆかりの特別史跡・特別名勝を歩く
小石川後楽園は、江戸時代初期(1629年)に水戸徳川家の祖・頼房が造り、二代藩主の光圀(水戸黄門)が完成させた大名庭園です。「天下の憂いに先だって憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ」という中国の教えから「後楽園」と名付けられました。
全国でも数少ない、国の「特別史跡」と「特別名勝」の重複指定を受けている大変貴重な庭園であり、都立庭園ではここ小石川後楽園と浜離宮恩賜庭園の2つだけ。小石川台地の先端という地形を活かし、各地の景勝地を模した湖・山・川の情景が巧みに表現されています。
小石川後楽園の江戸時代地図

確かに地図からみても水戸藩の屋敷ということがわかりますね。
小石川後楽園の地形

地形的に低地に作られていることがわかります。小石川台地の先端にあり神田上水を引入れ築庭されたということがわかります。
小石川後楽園の桜・絶対に見逃せない3つの絶景スポット
1. 入園者を圧倒する!春の主役「しだれ桜」
小石川後楽園の春の代名詞といえば、正門を入ってすぐに参拝客を迎えてくれる大きな「しだれ桜」です。滝のように流れ落ちる枝に、鮮やかなピンク色の花がびっしりと咲き誇る姿は圧巻の一言。風に揺れるしだれ桜を下から見上げると、まるで桜のシャワーを浴びているかのような優雅な気持ちにさせてくれます。
2. 琵琶湖を見立てた「大泉水」とソメイヨシノの和の情景
庭園の中心にある大きな池「大泉水」は、琵琶湖を表現したものです。この大泉水のほとりにはソメイヨシノが咲き、池の中にある弁財天を祀った「蓬莱島」や、立派な松の木と見事な和の情景を作り出します。東京ドームの白い屋根が借景のように覗く、この場所ならではの不思議で美しい風景も必見です。
3. 水面に満月を描き出す「円月橋」と春の草花
園内の奥に進むと、日本初の石造アーチ橋と言われる「円月橋」が現れます。水面に映る影が満月のように見えることから名付けられたこの橋の周辺でも、春の息吹を感じることができます。桜だけでなく、鮮やかなハナモモの花や、野鳥(カワウなど)の姿も観察でき、春の散策をより一層楽しくしてくれます。

入ってすぐに「しだれざくら」が迎えてくれます。

あざやかなピンク。

「大泉水」の向こうの桜たち。「大泉水」は琵琶湖を表現した景色を造り出したものだそうです。

「大泉水」の麓にある一つ松。

「大泉水」の麓にあるソメイヨシノ。庭園らしい風情ある雰囲気。

「大泉水」の中にある「蓬莱島」。弁財天を祀った祠があります。

「内庭」。水戸藩の書院の庭だったそうです。それでは庭園内の見事な桜をどうぞ。

小石川後楽園の桜

小石川後楽園の桜

小石川後楽園の桜

小石川後楽園の桜

小石川後楽園の桜

小石川後楽園の桜

小石川後楽園の桜

「円月橋」。我が国初の石造アーチ橋だそうです。水に映る影が満月のようなので円月橋と名付けられたそうです。

「円月橋」

「ハナモモ」

「カワウ」。大型の野鳥ですね。今は増加が著しい鳥らしいですが、一時期は2000羽程度しかいなかったそうです。

通天橋

通天橋の橋上から。

通天橋付近の秋はこんな風になります。
お花見に行く前に!見頃時期・混雑状況・ルール
しだれ桜の見頃はソメイヨシノより少し早い!
お花見に行く際、一番注意したいのが「見頃の時期」です。小石川後楽園のメインである「しだれ桜」は、一般的なソメイヨシノよりも開花が数日〜1週間ほど早く、例年3月中旬から下旬にかけて満開を迎えます。ソメイヨシノが満開になる頃に行くと、しだれ桜はすでに葉桜になっていることが多いので、少し早めのスケジュールを立てるのがポイントです。
混雑を避けてゆっくり写真を撮るおすすめの時間帯
都心からのアクセスが良いため、桜の見頃の週末はチケット売り場に行列ができるほど混雑します。人混みを避けてゆっくりと庭園を巡り、人が写り込まない写真を撮りたい場合は、平日の開園直後(午前9時)を狙うのが最もおすすめです。
庭園ならではの「大人のお花見」の楽しみ方(飲食ルール)
小石川後楽園は文化財であるため、一般的な公園のようにブルーシートを広げて宴会をしたり、お酒を飲んだりすることは禁止されています。園内のベンチに座って静かに景色を眺めたり、カメラを片手に庭園美を堪能する「大人のお花見」に最適な場所です。純粋に春の景色に浸りたい方には、最高の環境と言えるでしょう。
小石川後楽園の紅葉
春も見事ですが、秋の紅葉も都心とは思えない風情を感じさせます。見事の紅葉です。一気にどうぞ。

小石川後楽園の紅葉




















小石川後楽園の周辺情報
小石川後楽園から歩いて数分の所に「文京シビックセンター」があります。その展望台から東京の街を一望できます。晴れた日には富士山まで一望できます。
「文京シビックセンター」の記事もぜひご参照ください。
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小石川後楽園へのアクセス
東京メトロ 後楽園駅から
<所在地> 東京都文京区後楽1-6-6
<交 通> JR総武線「水道橋」(JB17)西口から徒歩8分
都営大江戸線「飯田橋」(E06)C3出口から徒歩3分
JR総武線「飯田橋」(JB16)東口から徒歩8分
東京メトロ東西線・有楽町線・南北線「飯田橋」(T06 / Y13 / N10)A1・A3出口から徒歩8分
東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園」(M22 / N11)1番出口・2番出口より徒歩8分
<開園時間> 午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)
<休園日> 年末・年始(12月29日~翌年1月1日まで)
<駐車場> なし
<入園料> 一般:300円 65歳以上:150円 (小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)
小石川後楽園の案内図

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