
築地の街に突如として現れる、オリエンタルな雰囲気満点の巨大な石造りの建物。それが「築地本願寺」です。現在の本堂は、昭和9年に建築家・伊東忠太の設計によって建てられたもので、日本の伝統的な寺院建築とは一線を画す古代インド仏教様式を取り入れています。ドーム型の屋根やステンドグラス、パイプオルガン、そして随所に隠された動物の彫刻など、和洋折衷を超えた独自の美意識が随所に光ります。重要文化財にも指定された、美しくも不思議な魅力を持つ寺院の全貌をご覧ください。
築地本願寺の歴史
築地本願寺は東京都中央区に位置する、京都の西本願寺を本山とした浄土真宗本願寺派の寺院です。
江戸時代の1617年に、西本願寺の別院として浅草御門南の横山町(現在の日本橋横山町、東日本橋)に建立しましたが、明暦の大火で焼失。その後も関東大震災に伴う火災で再度焼失。
現在の本堂は1934年の建立。建築史家の伊東忠太博士の設計で、外観は主にインドの建築様式が用いられ、オリエンタルな雰囲気を醸し、内観は浄土真宗ならではの伝統技術が用いられています。
日本とインドの文化が融合する独特な仏教寺院です。国の重要文化財に指定。
築地本願寺の全体図(鳥瞰図)
3D衛星画像(クリックで拡大)
築地本願寺の江戸時代地図

江戸の頃から由緒ある寺院。
築地本願寺の地形

築地本願寺の見どころ

古代インド仏教様式を模した石造りの壮麗な外観。日本の伝統的なお寺のイメージを覆す圧倒的な存在感です。

左右対称(シンメトリー)に美しく広がる本堂。どっしりとした石段が、訪れる者を優しく迎え入れてくれます。

オリエンタルな雰囲気を感じてください。

中央にそびえる丸みを帯びた屋根(ストゥーパ)。緻密な彫刻が施された塔は、どこか遠い異国の地を訪れたかのような錯覚を抱かせます。

柱やはりなど、随所に見られる西洋建築と東洋建築が入り混じった意匠。天才建築家・伊東忠太の独創性が光ります。

石造りの重厚な手すりや柱の装飾。ギリシャ、中東、そしてインドの文化が交差点のように融合した美しいディテールに目を奪われます。

窓のアーチや石の装飾に近づいてみると、その一つ一つに精巧な細工が施されているのがわかります。



階段の傍らなどで参拝者を静かに見守る有翼の獅子(翼を持つライオン)。西洋から東洋へ、シルクロードを渡ってきた文化のロマンを感じさせる彫刻です。

シルクロードの終着点である日本で、様々な文化が一つになった唯一無二の場所。何度訪れても新しい感動に出会えるのが築地本願寺の魅力です。
築地本願寺の周辺情報
築地市場での食事と一緒に波除神社もお立ち寄りください。
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築地本願寺へのアクセス
<所在地>
東京都中央区築地3-15-1
<交 通>
東京メトロ 日比谷線「築地」駅 出口1直結
東京メトロ 有楽町線「新富町」駅 出口4より徒歩約5分
都営地下鉄 浅草線「東銀座」駅 出口5より徒歩約5分
都営地下鉄 大江戸線「築地市場」駅 出口A1より徒歩約5分
<参拝時間>
6:00〜16:00
<駐車場> あり

