筋違見附《外濠をめぐる：第３４回》

「外濠をめぐる」は江戸城外濠の15kmを「の」の字に沿って「日本橋川」の上流部から隅田川までを巡るご案内サイトです。全３８箇所あります。

下記記事が「外濠をめぐる」のトップページで外濠の全３８箇所の一覧と外濠の概要についてご説明しています。

第３４回は外濠の門である「筋違見附」を巡ります。

赤い太線に沿った部分が外濠になります。「日本橋川」の上流部から「の」の字を描くように隅田川に繋がっているイメージです。

外濠の起点を便宜上「日本橋川」の上流部とさせて頂きました。

外濠の全体図

筋違見附は赤ピン１８の地点です。

江戸城内濠（内郭）と外濠（外郭）の全体説明や門の一覧・濠の一覧はこちらで説明しています。

筋違見附の概要

筋違御門は、寛永13年（1636）加賀百万石の三代藩主前田利常が築きました。「すじかい」という名前がついた由来は、中山道と上野寛永寺へ向かう御成道とが、ここで交差することから付けられたと言われています。

ざっくりですが、筋違御門を出て左にいくと中山道へ、右へいくと上野寛永寺へという流れです。筋違橋門内の広場は八ッ小路（やつこうじ）と言われ、八方への分かれ路がありました。

現在、筋違橋門が存在した痕跡はまったくありません。

筋違見附の位置

筋違見附の江戸期の「地図」と「写真」

 

八辻原の文字が見える。大きい広場ならここが「八ッ小路」だろう。

 

江戸期の筋違見附の写真（江戸見附写真帖）

筋違見附の地形

筋違見附の３D衛星画像・筋違見附が現代にあったら

中心の赤ピンアイコンの所が筋違見附跡

筋違見附跡付近の３D画像

筋違見附・現代イメージ。３D画像に枡形門を重ねてみる。現代にあったらこんな感じだったでしょう。（あくまで想像ですので細かい点はお許しください）

筋違見附の見どころ

筋違見附の見どころマップ

星ピン：筋違見附跡
赤ピン１：筋違見附　案内板

昔レンガ造りの昌平橋駅がこの地にありました。駅舎はなくなりましたが、レンガ造りの高架が現存しています。

その高架に沿ったマーチエキュートの商業施設前が筋違見附跡と思われます。

万世橋の案内板

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高架上はJR

ブルーボトルコーヒーがこんなところにも

筋違門の案内と旧万世橋駅の案内などがある。

筋違門案内板

筋違門の絵がある

大きな門だったんですね。

旧万世橋駅の案内。

 

万世橋駅は関東大震災で駅舎が焼失してしまいました。日露戦争の英雄、広瀬中佐の銅像が目立つ。赤レンガの建物は東京駅に似ていたんでしょうね。

東京駅　丸の内駅舎

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この地は昭和期は交通博物館がありました。小学生の頃に訪れたものです。

 

 

申請復興と万世橋の案内板

 

 

マーチエキュートは神田川に沿った商業施設です。

筋違見附には痕跡が見当たりませんでしたね。しかし案内板等が立派でした。門よりも旧万世橋駅感が強いですね。

神田川２（筋違見附〜浅草見附）へ

神田川２（筋違見附〜浅草見附）

神田川②（筋違見附〜浅草見附）《外濠をめぐる：第３５回》

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外濠の３８箇所一覧はこちら

江戸城の外濠をめぐる

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