東京と近郊の自然・花・公園・庭園・寺社仏閣・お屋敷・絶景・穴場スポットなどをご紹介します。歴史や地形などの視点も絡めています。

四谷見附《外濠をめぐる:第26回》

四谷見附跡
【四谷見附跡】

「外濠をめぐる」は江戸城外濠の15kmを「の」の字に沿って「日本橋川」の上流部から隅田川までを巡るご案内サイトです。全38箇所あります。

下記記事が「外濠をめぐる」のトップページで外濠の全38箇所の一覧と外濠の概要についてご説明しています。

第26回は外濠の門である「四谷見附跡」を巡ります。

外濠の範囲

赤い太線に沿った部分が外濠になります。「日本橋川」の上流部から「の」の字を描くように隅田川に繋がっているイメージです。

外濠の起点を便宜上「日本橋川」の上流部とさせて頂きました。

四谷見附跡はどこ?(3行でわかる四谷見附)

  • 場所:千代田区麹町六丁目、JR四ツ谷駅の麹町口のそば、新宿通りの北。
  • いま:門は明治5年(1872)に撤去され、石垣の一部と土塁が残る。
  • 歴史:寛永13年(1636)に長州藩主・毛利秀就が築いた枡形門。甲州街道へ出る江戸城の西の玄関で、江戸五口のひとつ。

動画で見る四谷見附(1分36秒):いまの地図と江戸切絵図 → 上空・地上から見た門跡 → 明治4年の古写真 → AIでよみがえる四谷門 → もし今もあったら

▶ 外濠18門を一気に見る総集編(27分)はこちら。※AIによる復元映像は、古写真や切絵図をもとにした想像図です。

AIで復元した江戸時代の四谷見附(四谷門)
江戸時代の四谷見附(明治4年の古写真をもとにAIで復元した想像図)

▶ 江戸城の36の門をまとめて見る:江戸城三十六見附 一覧(場所・いまの姿・AI復元)

外濠の全体図

江戸城外濠

四谷見附は赤ピン14の地点です。

江戸城内濠(内郭)と外濠(外郭)の全体説明や門の一覧・濠の一覧はこちらで説明しています。

江戸城内濠と外濠の全体像のご案内はこちら。

江戸城内濠と外濠の一覧の写真
江戸城内濠と外濠の一覧

江戸城内濠と外濠は明治政府による都市化・関東大震災・太平洋戦争の空襲・戦災の瓦礫処理という様々な災難に見舞われて多くの門や濠を失いました。 江戸の街づくりは驚くほどの時間をかけて築いたものでした。東京 ...

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四谷見附の概要

四谷門は寛永13年(1636)、長州藩主・毛利秀就によって築かれました。

江戸五口の一つで半蔵門から四谷見附を経て甲州街道へ出る江戸城の西の玄関にもあたる要所でした。江戸城に危急がある時の退路でもありました。

四谷門は明治5年(1872)に撤去されました。現在は石垣の一部と土塁が残っています。

四谷見附の位置

四谷見附 位置

四谷見附の江戸期の「地図」と「写真」

四谷見附の江戸時代の地図(大江戸今昔めぐり)
参照地図データ:「大江戸今昔めぐり」より
 

江戸期の地図

四谷見附の場所を江戸時代と現代の地図で比べた図
参照地図データ:「大江戸今昔めぐり」より
 

江戸期・現代の地図。甲州街道沿いの四谷見附橋は江戸の頃はなかった。現在の新四谷見附橋に門へ繋がる土塁があった。

明治初期の四谷見附の古写真(江戸見附写真帖)
出典:国立国会図書館・江戸見附写真帖

江戸期の四谷見の写真(江戸見附写真帖)

四谷見附の場所を現代の地図と江戸切絵図「外桜田永田町絵図」で比べた図
左:現在の地図 右:江戸切絵図「外桜田永田町絵図」(出典:国立国会図書館デジタルコレクション) 地図データ ©2026 Google

現代の地図と江戸切絵図を並べると、四谷見附のあった場所がよくわかります。

明治4年(1871)の四谷見附の古写真と、AIで復元した江戸時代の四谷見附の比較
左:横山松三郎撮影『旧江戸城写真帖』(重要文化財)「四谷見附」出典:ColBase(東京国立博物館) 右:古写真をもとにAIで復元した想像図

明治4年(1871)に撮られた古写真をもとに、AIで江戸時代の姿をよみがえらせました(想像図)。

四谷見附の地形

四谷見附付近の地形図(台地と低地)

地形。高台にある。

四谷見附の3D衛星画像・四谷見附が現代にあったら

四谷見附跡の位置を赤いピンで示した3D衛星画像

中心の赤ピンアイコンの所が四谷見附跡

四谷見附跡付近の3D衛星画像

四谷見附の3D衛星画像

四谷見附が今もあったらの想像図。白黒にした現代の街に、色付きの江戸城の門を重ねた3D空撮
もし四谷門が今もあったら(想像図)。Google Maps 3D をもとに加工 地図データ ©2026 Google

もし四谷門が今もあったら(想像図)。現代の街を白黒に沈めて、色付きの四谷門を浮かび上がらせています。(あくまで想像ですので細かい点はお許しください)

四谷見附の見どころ

四谷見附の見どころマップ

星ピン:四谷門跡 石垣
赤ピン1:江戸城外堀跡 案内板
赤ピン2:四谷門枡型石垣の石材案内板
赤ピン3:現存する四谷門の枡形石垣
赤ピン4:江戸城外堀史跡展示広場(JR四谷駅構内。改札の外にあります。)

四谷見附(四谷門跡)の石垣(千代田区麹町)

四谷門石垣跡。

草木に覆われた四谷門跡の石垣

草木で覆われてしまっている。

四谷門跡の切石の石垣

切石を積んだ石垣。

四谷門跡の櫓台石垣と思われる石積み

櫓台石垣と思われるものが少し見える。

四谷門跡の石垣と土塁

石垣の上は土塁。

四谷門跡の石垣横の階段。外濠公園へ上がれる

そばの階段を登ると土塁跡と思われる外濠公園に出られる。

外濠公園から見る四谷門跡の石垣

外濠公園から石垣。

四谷門跡の石垣の下に咲くあじさい

石垣の下に咲くあじさい。

国史跡 江戸城外堀跡(四谷門地区)の案内板

江戸城外堀跡 案内板

江戸城外堀跡の案内板付近から見る外濠の土塁と思われる高台

江戸城外堀跡 案内板付近から外濠の土塁と思われる高台。

四谷の外濠の濠の底を走るJRの線路

濠の下

真田濠の跡にあるJR四ツ谷駅のホームと中央線

濠の中はJR四ツ谷駅。

四谷門枡形石垣に用いられた石材の案内板

四谷門枡型石垣の石材の案内板

四ツ谷駅前に展示された四谷門枡形石垣の石材

展示されている枡形石垣の石材。

四谷門枡形石垣の石材の表面

石材の表面。

展示された四谷門枡形石垣の石材

枡形石垣の石材。

 

四谷門枡形石垣の大きな石材

四谷門の枡形石垣に使われた大きな石材。

現存する四谷門の枡形石垣の案内板(JR東日本)

現存する四谷門の枡形石垣の案内板

案内板にある四谷門の枡形石垣の再現イメージ

枡形石垣の再現イメージ。

案内板にある四谷御門の絵図と、発掘された枡形石垣の写真

四谷御門の絵図と発掘時の枡形石垣。

四ツ谷駅の構内に残る四谷門の枡形石垣

四谷門の枡形石垣。こんな場所にって所にある。

四谷門の枡形石垣の石

よく残してくれました。

JR四ツ谷駅の江戸城外堀史跡展示広場

江戸城外堀史跡展示広場

JR四ツ谷駅麹町口の江戸城外堀史跡展示広場の展示

JR四谷駅・麹町口をでてすぐ。改札の外にあります。

江戸城外堀史跡展示広場の展示パネル(東京の鉄道網・外濠の埋め立て)

鉄道網の広がりと外濠の埋め立ての展示。

真田濠に水があったころの写真の展示

真田濠に水があった頃。

江戸城築城と外堀普請の展示パネル

江戸城築城と外堀普請の展示。

甲武鉄道と四ツ谷駅周辺の工事の展示パネル

甲武鉄道の説明。

四谷見附は石垣の一部が大事に残されている気がします。石垣の草木をきれいにしてくれるといいですね。

四谷見附跡へのアクセス

  • 住所の目安:東京都千代田区麹町六丁目(四ツ谷駅麹町口のそば)
  • 最寄り駅:JR・東京メトロ「四ツ谷」駅 麹町口
  • 見られるもの:石垣の一部と土塁
  • あわせて歩く:喰違見附、市谷見附跡、外濠公園

四谷見附のよくある質問

四谷見附はどこにあった?

千代田区麹町六丁目、JR四ツ谷駅の麹町口のそば、新宿通りの北。江戸の切絵図と現代の地図を並べると、門のあった場所がよくわかります。

四谷見附は今も残っている?

門は明治5年(1872)に撤去され、石垣の一部と土塁が残る。

四谷見附はどんな門だった?

半蔵門から甲州街道へ出る道の門で、江戸城の西の玄関口にあたる江戸五口のひとつでした。江戸城に危急があったときの退路でもあったといわれます。

市ヶ谷見附に向かいます。

市ヶ谷濠(四谷見附〜市谷見附))へ

市ヶ谷濠(四谷見附〜市谷見附)の写真

市ヶ谷濠(四谷見附〜市谷見附))

市ヶ谷濠(四谷見附〜市谷見附)の写真
市ヶ谷濠(四谷見附〜市谷見附)《外濠をめぐる:第27回》

「外濠をめぐる」は江戸城外濠の15kmを「の」の字に沿って「日本橋川」の上流部から隅田川までを巡るご案内サイトです。全38箇所あります。 下記記事が「外濠をめぐる」のトップページで外濠の全38箇所の一 ...

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