
毎年3月中旬になると、全国のニュース番組で必ずと言っていいほど名前が挙がる場所。それが東京・九段下にある「靖国神社」です。
境内にある能楽堂の横に鎮座する1本のソメイヨシノ。この木こそが、東京における桜の開花や満開を気象庁が判断するための「標本木(ひょうほんぼく)」です。つまり、ここ靖国神社の桜のつぼみが花開いた瞬間こそが、公式に「東京の春の幕開け」を告げる瞬間なのです。
都内最大級の高さを誇る25メートルの第一鳥居(大鳥居)をくぐると、そこから神門にかけて、両脇にズラリとソメイヨシノの桜並木が続きます。厳格でピンと張り詰めた神社特有の空気感の中で、約500本もの桜が一斉に咲き誇る景観は、どこか神々しく、背筋がすっと伸びるような荘厳な美しさに満ちています。
一方で、外苑の参道周辺は「春のお祭り」の熱気に包まれます。
開花に合わせて多くの屋台や露店が立ち並び(※開催年度によります)、大勢の参拝客が名物の焼きそばやたこ焼きをほおばりながら笑顔でお花見を楽しんでいます。近隣の千鳥ヶ淵は飲食や宴会が禁止されているため、「千鳥ヶ淵で桜の絶景を静かに歩き、靖国神社に流れてきて屋台でワイワイお腹を満たす」というのが、東京のお花見の黄金ルートとして定着しています。
そして、日が暮れた後の夜の靖国神社も格別です。
境内を照らす暖かな提灯の明かりに浮かび上がる夜桜は、日中の賑わいとは打って変わり、この上なく静謐で神秘的。
今年の春は、東京の春の最前線であり、日本の歴史が息づく靖国神社で、背筋がピンとなるような美しい桜の参拝をしてみませんか?
靖国神社の江戸時代地図

番町あたりから続く、武家の住まいが多そうですね。
靖国神社の地形

九段下という駅があるように、靖国神社にむかって登っているんですね。九段上という言い方はしませんが。その昔は本当に9つの段があったそうです。
靖国神社の見どころ
大鳥居と桜の「日本の原風景」構図
靖国神社の第一鳥居(大鳥居)を手前にフレームとして使い、参道の桜並木が奥へと続く神社の春の奥行き感ある縦構図。神聖な空気感が漂う早朝の訪問がおすすめです。
気象庁の「標本木」周辺の満開のソメイヨシノ
靖国神社境内には東京の桜の開花基準株(標本木)があります。その周辺の満開の桜を近くで撮影した1枚は「東京の開花宣言の象徴」としての歴史的な重みを持ちます。
拝殿と桜の厳かな和絶景
本殿・拝殿の荘厳な建築物を背景に、桜が咲き誇る神社の境内空間は他の公園では得られない凛とした美しさがあります。朝の逆光を利用した撮影で境内に神聖な光のシャワーが差し込む演出も可能です。

大鳥居(第一鳥居)。日本でも最大級。高さ25m。

参道。

参道に咲く桜

南側入り口。石鳥居。

第二鳥居。

大手水舎。

神門。昭和9年(1934)に建てられたもの。

神門。中央の2つの扉には、直径1.5メートルの菊花の紋章が取り付けられています。

菊花の紋章。

神門から拝殿。

拝殿と桜たち。英霊達も喜んでいそう。

拝殿

拝殿。明治34年(1901)に建てられたものです。

中門鳥居と拝殿。

拝殿。

拝殿と桜。

靖国の桜。

気象庁が指定した東京の桜の標本木。阿部リポーターはいない。

さくらふぶきの時期。

能楽堂。明治14年(1881)に東京・芝公園に建てられたもので、明治36年(1903)に靖國神社に奉納、移築されました。

能楽堂と桜(標本木)。

能楽堂周辺の桜。

遊就館。靖國神社に鎮まる英霊の遺書や遺品をはじめ、英霊のまごころやその事蹟を今に伝える貴重な史・資料が展示されています。有料ですが、一度見学されることをお勧めします。

パール博士顕彰碑。東京裁判時、裁判官の中でただ一人、被告団全員を無罪とする主張をしました。

遊就館と靖国会館の間の通路に桜。

コラボがきれい。


靖国会館

到着殿。皇族方をはじめ要人の参拝控室。

到着殿周辺のさくらたち。

神池庭園。回遊式の庭園。

小滝。

行雲亭。茶室。

相撲場。横綱をはじめとする力士による奉納相撲が執り行われる所。

慰霊の庭。

慰霊の泉。

境内だけでなく隣接する靖国通り沿いも桜並木。

閉門時の靖国神社。
靖国神社の御朱印

御朱印。
靖国神社の周辺情報
桜の時期はすぐ側の千鳥ヶ淵も必ず散策してくださいね。
「千鳥ヶ淵」の記事もぜひご参照ください。
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靖国神社へのアクセス
<所在地>
東京都千代田区九段北3-1−1
<交 通>
中央・総武線各駅停車「飯田橋駅(西口)」、「市ヶ谷駅」より徒歩(約10分)
東西線/半蔵門線/都営新宿線「九段下駅(出口1)」より徒歩(約5分)
有楽町線/南北線/都営新宿線「市ヶ谷駅(A4出口)」より徒歩(約10分)
東西線/有楽町線/南北線「飯田橋駅(A2出口、A5出口)」より徒歩(約10分)
<営業時間>
6:00~18:00(閉門、11~翌2月は~17:00<閉門>)、遊就館は9:00~16:00(閉館16:30)
<駐車場> あり
<入園料> 無料(遊就館は1,000円)



