千鳥ヶ淵の歴史
千鳥ヶ淵付近は都内有数の桜の名所として有名です。桜の季節になると多くの人で賑わいます。
千鳥ヶ淵の桜の大部分は「ソメイヨシノ」ですが、千鳥ヶ淵に植えられている桜は全部で4種類。その数実に1,000本以上の桜が、千鳥ヶ淵で咲き誇ります。
また、千鳥ヶ淵緑道内にはボート場が設けられていて、お堀でボートを楽しむことができます。
千鳥ヶ淵は江戸開府後の江戸城拡張の際、局沢川と呼ばれていた川を半蔵門と田安門の土橋で塞き止めて造られたお堀です。
塞き止めた理由は貯水池として飲料水を確保するためです。江戸は海に面した低湿地で、井戸水には大量の塩分が含まれており料水として使えなかったので、飲料水を確保しようと河川をせき止めて千鳥ヶ淵が作られました。
代官町通りを境に接する半蔵濠とはかつて繋がっていたが、1900年(明治33年)に道路整備のため埋め立てられ千鳥ヶ淵と半蔵濠別々のお堀となりました。半蔵濠には千鳥ヶ淵公園が隣接しています。
千鳥ヶ淵最古の桜が植えられたのは1881年なので、今から約150年前。1世紀以上も昔から、桜の名所の歴史は始まっています。
千鳥ヶ淵の全体図(鳥瞰図)
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千鳥ヶ淵の江戸時代地図